不動産の真実を語る!  不動産と、日々の出来事を中心に書いています。 
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2005年に起きた構造計算偽装(耐震偽装)事件について、今考えてみたいと思います。

この事件が起きる前からの話ですが、姉歯建築設計事務所(市川市)については知りませんでしたが、ヒューザーの分譲マンションについては、知っていました。

分譲マンションの企画としては、駅からやや遠い立地に80平米ら100平米の物件を、割と安く提供しており、当時小田急線沿線の某駅から徒歩15分位の物件を見に行ったことがあります。

すでに完成して入居済みであったため、外観からしか見ていませんが、グレードは中クラスで、まあまあだなと思いました。


問題はここからです。

一般的に私たちは、住宅を買い求める時に、立地やデザイン、価格、機能的なものを重視しますが、安全な建物かどうか、判断できるものなんでしょうか。

特にマンションは高層になるため、事は深刻です。

分譲マンションの歴史はもう半世紀になろうとしていますが、日本で通常の地震で倒壊した実例はほとんどありません。

阪神淡路大震災の時に、一部の事務所ビルや老朽化した建物、家屋が倒壊しましたが、居住用の分譲マンションでは、一部ドアが開かなかったり、壁に亀裂が入った程度だったと記憶しています。

日本は地震大国であるため、大地震が起きるごとに行政が耐震基準を強化してきました。

つまり、日本で建築されてきた分譲マンションは概ね安全だということです。


耐震偽装問題の根幹は、まず不動産会社、つまり事業主の社会的責任が大きいのですが、この業界は「住」という人間社会における生命を守らなければならないものを造っているのに、利益主義に走りやすい体質にあることです。


事業主が利益を多く確保するには、下請けを叩く必要があります。

下請けが利益を確保しようと思うなら、孫請けを叩く必要があります。

そして、最終的どこにシワ寄せが来るかと言いますと、賃金の安い外国労働者を雇う、安い材料費を使う(径の細いもの)、建築部材を減らす、施工期間を短くする(突貫工事)、早く、工事を終わらせるため、シャブコンを使う(コンクリートに規定の水量以上の水を入れると、早く型の隅々まで流れ込むため、作業がしやすい)、等・・・



この業界で長く仕事をしていても、今、あちこちで建設されている分譲マンションが強度的に安全かどうかということは、外見では解らないのが現実で、ある程度解っている人というのは、そのマンション建設に実際に係わった現場の人たちです。(行政は、検査を強化していますが、検査官がいつも現場に張り付いて見ているわけではありませんので)


しかし、私たちはその人たちを探して意見を聞くなんてことは難しいことですから、どうしても事業主側の営業担当者や設計監理の人間から聞いて、判断するしかありません。


当時の販売営業マンは、何も知らず、立派なパンフレットで説明していたと思いますが、その人たちも無念でしょう。



同潤会アパート
復元された青山の同潤会アパート もう築83年になります。












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